鏡竜太郎（田村正和）はニューヨーク駐在の特派員となり、「ニュースチャンネル」のキャスターは若くてハンサムな草薙吾郎（風間トオル）が務めていた。酒に美女にと優雅なアメリカ生活を送っていた竜太郎だったが、東京の報道局長（伊東四朗）から日本に戻り10月からの新番組でもう一度ニュースキャスターを務めてほしいと依頼されしぶしぶ帰国する羽目に。番組のパートナーは新人アナウンサーの中原みどり（常盤貴子）。例によってまた酔った勢いで手を出して深い関係になってしまう。
そんな竜太郎のもとに、二十歳になった3人の愛が5年ぶりに転がり込んでくる。大塚愛（大塚ちか）は美大に通いながらアルバイトのホステス、西尾愛（西尾まり）はワイドショーの芸能リポーター、鈴木愛（鈴木美恵）は幼稚園に住み込みの保母をしていたが、それぞれの事情で住む場所を失いまた竜太郎と一緒に暮らしたいと言うのだ。
再びうるさい娘3人に振り回される竜太郎。だが大人になった彼女たちを相手に、以前とは勝手が違うことに戸惑う…。

5年8ヵ月振りのスペシャル。前回のスペシャルで中学生だった3人の愛は一気に二十歳になり、当然ながら外見も中身もすっかり大人に。
竜太郎への反動で男性恐怖症になった西尾愛は恋愛に腰が引け気味。方や人一倍家庭への憧れの強かった鈴木愛は二十歳にして結婚、母親に。そして竜太郎を異性として意識してしまった大塚愛は…。というわけで、三者三様の姿を見せています。
最後に竜太郎が「次のスペシャルは絶対にやらない！」と言い切っていましたが、田村正和自身は2004年頃の雑誌インタビューで「鏡竜太郎が定年になる前にもう一度やりたい」と語っていました。なのでひょっとして…と期待したのですが、残念ながら実現せず。従ってこのスペシャルが事実上の完結編になりました。