パパはニュースキャスター
第1回 こんばんわ、田村正和です
制作TBS
放送局TBS系列
放送日1987年1月9日(金)21:00-21:54

■スタッフ

脚本/伴 一彦
主題歌/Oneway Generation 唄 本田美奈子
協力/緑山スタジオ・シティ 衣装協力/BOSCH mdyell RAIKA SUZUYA
技術/梅津義文 カメラ/小南 明 映像/浅利敏夫
照明/松村  音声/杉田謙二 音響/鈴木敏夫
美術制作/丸谷時茂 編集/高林 徹 デザイン/竹内誠二 選曲/山内直樹
プロデューサー/八木康夫
演出/吉田秋生

■キャスト

鏡竜太郎/田村正和

米崎みゆき/浅野温子

西尾 愛/西尾麻里
大塚 愛/大塚ちか子

鈴木 愛/鈴木美恵子
松本悠作/石堂 穣

松本 保/所ジョージ

松本文子/松本留美

大多記者/松澤一之
宮前真知枝/舟倉由佑子

小林 繁/小林 繁
本田美奈子/本田美奈子
松下賢次/松下賢次

警官/須永 慶
F.D/真鍋 敏
A.D/和田賢司

ウェイトレス/大宮美由起
劇団いろは
芸プロ

■ストーリー

鏡竜太郎(田村正和)はTBSテレビ「ニュースチャンネル」のメインキャスター。番組パートナーの米崎みゆき(浅野温子)とは私生活でも恋人関係にあるが独身主義者の竜太郎はほかに何人もの女を酔って口説いていた。
ある日、彼の子供と称する名前も同じ愛(めぐみ)と言う3人の少女が押しかけて来る。
西尾愛(西尾麻里)と大塚愛(大塚ちか子)は1974年5月の伊豆半島沖地震、そして鈴木愛(鈴木美恵子)は1973年11月の熊本大洋デパート火災を竜太郎が取材に行った際、彼女らの母親と知り合って関係を持ち出来た子供だと言う。その証拠の品としてそれぞれ竜太郎が彼女らの母親に渡した写真入りペンダントと手紙を持っていた…。

■感想

1987年に放送され94年までスペシャルが制作された人気ドラマ。田村正和扮するニュースキャスターと3人の隠し子を巡る騒動を描いたホームコメディです。
80年代前半までの田村正和は専らニヒルな二枚目で売っていましたが、その線の細さゆえに演技の幅が狭く役柄も限られていました。しかし84年の「うちの子にかぎって…」で子供たちに振り回される二枚目半の教師役を演じて殻を破り一気にブレイク。この作品がコメディ路線の3作目にあたります。
当時はニュース番組のショー化が進み逸見政孝(FNNスーパータイム)や久米宏(ANNニュースステーション)などと言った各局の花形ニュースキャスターが脚光を浴び始めた時代。そうしたテレビ局の裏側を描いた所謂「業界モノ」の走りとなった舞台設定に加え、「うちの子にかぎって…」から続く大人びた口を利く子供たちと言うキャラクター、そして家庭崩壊と言われ始めた時代状況を反映した「擬似家族」と言うテーマが上手くマッチして、笑いあり涙ありの良質のホームコメディに仕上がりました。
レギュラー出演者は浅野温子と大塚ちか子を除きほぼ「うちの子にかぎって…」以来お馴染みのメンバー。ちなみに3人の愛役のうち実年齢も役柄通り12歳だったのは西尾さんのみで、大塚さんは14歳、鈴木さんは放送中に誕生日を迎えて13歳でした。
第1話では3人の愛が鏡竜太郎のもとへ転がり込んでくるまでを描き、主題歌を歌った本田美奈子と当時TBSの野球解説者だった小林繁、TBSアナウンサーの松下賢次が実名でゲスト出演しています。







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