心 |
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製作 | 近代映画協会、ATG |
配給 | ATG |
公開日 | 1973年10月27日 |
上映時間 | 90分(カラー/スタンダード) |
監督 | 新藤兼人 |
製作 | 葛井欣士郎 新藤兼人 |
原作 | 夏目漱石「こころ」 |
脚本 | 新藤兼人 |
撮影 | 黒田清巳 |
美術 | 難波一甫 |
音楽 | 林 光 |
録音 | 西尾 昇 |
照明 | 岡本健一 |
編集 | 近藤光雄 |
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■キャスト
M夫人(奥さん)/ | 乙羽信子 |
I子(お嬢さん)/ | 杏梨 |
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K(私)/ | 松橋 登 |
S/ | 辻 萬長 |
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Sの父/ | 殿山泰司 |
アベックの男/ | 荒川保男 |
アベックの女/ | 小竹外登美 |
■ストーリー
大学生の「私」(松橋登)はとある一軒家に下宿する。その家は大家である奥さん(乙羽信子)と一人娘であるお嬢さん(杏梨)の2人暮らしだった。下宿生活が気に入った「私」は生活に困っている親友のS(辻萬長)を自分の隣りの部屋に住まわせることにした。Sは最初のうち寡黙で不愛想だったが、
夏休みに一家で蓼科の山小屋へ行ったのを
機にすっかり打ち解けて元気になる。そんなある日、Sは「私」にお嬢さんを愛してしまったことを告白する。「私」は動揺するが、お嬢さんにはまだ告白していないというSの言葉にほっとする。それから数日間を悶々と過ごした後で「私」は仮病を使って大学を休む。そしてSを出し抜いて奥さんに「お嬢さんを私に下さい」と切り出し、あっさりと了承をもらう。「私」はこのことをSに知らせなければならないと思いながら伝えあぐねていると、先に奥さんがSに話してしまう…。